『伝わるデザインの基本』の感想。手っ取り早くデザイン力をワンアップできる良書。サラリーマンは全員読むべき




最近、社内用のレビュー資料や情報共有の資料がエクセルから同じマイクロソフトのPowerPoint(通称パワポ)で作るようになりました。

これまではの資料はエクセルに文字をびっしり書く文字主体の資料が定番だったんですが、パワポになってからは図やグラフを使い、文字数は最小限で直感的にわかりやすデザイン映えな資料が求められるようになりましたね。

プレゼンや説明を聞く立場としてはわかりやすい資料で嬉しいんですが、ぼくもプレゼンする機会は多いのでわかりやすい資料を作る必要があります。

 

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学生時代の美術の成績は悲惨でした。今でもデザインセンスは皆無です・・・。

 

わかりやすくかっこいい資料を作ろうとするんですが、毎回、

「何か違う・・・。なんとなくダサい・・・。」

パッと見たときに「わかりやすい資料だな」と納得できる資料を作ることができません。

社内のわかりやすい資料をみても、なぜわかりやすい資料なのか?、なぜかっこいいデザインなのか理由がわからないのです。

理由はわからなくても直感的に良いなと思った資料をコピペして、自分の資料に加工したとたんに全体のバランスがおかしくなったりして全然カッコいい資料にならないんです。

よく考えてみるとIT系の技術書は読んで勉強してきましたが、デザインの勉強はしたことがありません。

元々センスが無いので感性でカッコいいデザインのわかりやすい資料なんて作れるはずがないんですよね・・・。

さっそくAmazonでデザイン系の本を物色して高評価だった『伝わるデザインの本』を購入しました。

 

 

本書はフォント選びから配色、レイアウト、表とグラフの使い方などなど網羅的に学ぶことができ、パワポ、ワード、ポスターなど媒体・様式を問わず、人に伝わるわかりやすい資料作りのテクニックや法則が学べます。

Amazonの高評価も納得です。

 

わかりやすい資料を作るのってみなさんも苦手な人多いですよね?

今回は、資料作りのために読んだ『伝わるデザインの基本』を紹介します。

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これを読めばデザインはセンスじゃない!テクニックだとわかりますよ!

『伝わるデザインの基本』はこんな人に向いてます。

  • 人にわかりやすく伝わる資料を作りたい人
  • フォント選びや色選びのデザインの基本を勉強したい人

伝わるデザインとはパッと見でわかりやすいデザイン。つまり相手に考えさせないことを意識する

結論からいうとこれです。

伝わるデザインって見た瞬間に「パッとわかる」ことです。ぼくは「ぱっと見でわかる資料」と呼んでます。

プレゼンでも資料を見てもらったときに「ん?これはなんだ?」と相手に考えさせちゃうと話してる内容が全然伝わらないですよね。

資料を読んだり説明を聞いたときに疑問点があると人間ってそこに意識が集中しちゃうんで。しかも疑問を独自の解釈されてしまうと後々誤解が生まれます。

相手に考えさせないようにするために資料はシンプルにわかりやすく作ることが大前提にあることが本書を読んでわかりました。

シンプルにわかりやすくって言ってもどう作ればいいのか?そんな疑問を解決してくれるのが本書です。

 

伝わるデザインはフォント選びから始まる

デザイン本なので最初はレイアウトの仕方や色の使い方なのかと思いきや、まずはフォント選びから始まります。

たしかに、ワードやパワポのマイクロソフトのオフィス製品にはフォントがめちゃくちゃあります。

つまり、人に伝わるわかりやすいデザインにしたいなら、読みやすいフォントを選びなさいってことです。

吹き出し フォントなんて資料作りの時に意識したことがなかったので盲点でした。

本書では日本語、欧米書体のオススメフォントが紹介されています。

 

オススメフォント
  • 見出し、小見出し
    • ゴシック体、メイリオ、游ゴシック
  • 本文
    • 游明朝
  • フリーフォント
    • noto Sans Cjk hp 源ノ角ゴシック
  • 和文と欧文が混ざる文章のフォントおすすめ
    • 日本語:MSゴシック 英数字:Helvetica Neue
    • 日本語:MS明朝 英数字:Adobe Garamond Pro
    • 日本語:MSゴシック 英数字:Arial
    • 日本語:メイリオ 英数字:Segoe UI
    • 日本語:游明朝 英数字:Time New Roman

日本語書体と欧米書体の組合せも考えて選ぶ必要があるんですね。

ど〜してもこだわりがあるフォントを使いたい人以外は筆者オススメのフォントを使うのが無難ですね。

 

伝わるデザインのコツは『5の法則』で決まる!

実際、人に伝わるデザインって何なのか?よくわかってなかったんですが、この『5つの法則』と次に紹介する『図の配置と表とグラフのテクニック』で伝わるデザインが何なのかわかりました。

 

5つの法則
  1. 余白をとる
  2. 揃える
  3. グループ化する
  4. 強弱をつける
  5. 繰り返す

文字にするとフツーなこと何ですが、資料作りの時にこの5つの原則を意識して作ってみるとかなりクオリティが違いがでました。

仕事柄たくさんの資料を目にする機会が多いですが、ITベンダーの提案書や社内のわかりやすい資料を見てみると、たしかに5つの法則を守っています。

中でも、「余白をとる」と「揃える」のテクニックは簡単なのにデザインセンスいいなと思わせることができる即効性があるコツです。

「余白をとる」とはパワポの1スライドに余裕をもって文字や写真をレイアウトしたり、表の中だったら枠ぎりぎりまで文字を書かず余白を意識することです。余白があるとスライド全体が落ち着いた感じになります。

「揃える」は文字の改行時に頭を揃えたり、文章、写真、イラスト、ラインを揃えることです。ズレなくきれいに揃えることでデザイン的にセンスがよくみえます。

他にもありますが、5つの法則を意識するだけで資料や企画書の見た目が全然違います。伝わる資料に一歩近づくことは間違いなしです。デザインはセンスと思ってましたが方法論がわかればあとは練習あるのみです。デザインはセンスではなく技術だと感じましたね。

個人的には『グループ化する』、『強弱をつける』がまだ納得できるレベルに達していないので勉強中です。

5つの法則を知ってから街中のデザインが気になるようになりました。

メトロの看板ってわかりやすいですよね。やっぱり5つの法則守ってます!

 

伝わる図形選びと表・グラフのテクニック

先に紹介した『5つの法則』と一緒に習得したいのが図形、表とグラフのテクニックです。

図形もワードやパワポでたくさん用意されていますが何を選べばいいのか悩みますよね?

 

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図形は3種類くらいあるし、3Dの立体図形のほうが見やすいのか?

まず、迷ったら伝わるデザインの基本原則を思い出してください。

そう!シンプルな図形を選択です。

3D図形はデザイン上級者が芸術の域に達したときにチョイスする図形です。ぼくたちは使ってはいけません。

矢印図形もありますがシンプルにするなら、線を矢印にすることです。図形の矢印は太くて主張が強いので線で矢印をつくりましょう。

ぼくもよくやるミスなんですが、図形は影を付けたり色をグラデーションしたり凝った装飾をしたくなりがちです。初心者はシンプルを目指すのが無難なので止めておきましょう。

続いて表とグラフ。

表とグラフもわかりやすい資料を構成する大事なパーツなので、おろそかにできません。

まず表とグラフの使い分けですが正確な数字を表現する場合は『表』、正確性より比較や傾向を表現したい場合は『グラフ』です。

意外とこの使い分けを意識していなかったので勉強になります。

表をシンプルにわかりやすく作るコツは5つの法則をあてはめれば基本的に大丈夫です。

 

5つの法則
  1. 余白をとる
  2. 揃える
  3. グループ化する
  4. 強弱をつける
  5. 繰り返す

意識するとしたら表が横長になってしまう場合は1行おきに色を変えて行を見やすくすることですかね。最近のパワポは表のテンプレートが用意されていて、1行おきに色が付いていますね。

グラフもシンプルに表現すると直感的にわかりやすいです。背景色をなくしてグラフを目立たせるとか、細かな数字は丸めて大雑把な数字で表現するとかです。

 

法則がわかればあとは実践あるのみ!

ざっと、『伝わるデザインの基本』を紹介しました。

本書はデザインど素人の筆者でもわかるようにダメな例と改善例が載っていてわかりやすい内容でした。フォントの選び方、カラーリングの考え方、レイアウトの法則、表とグラフのテクニックなどは普通にIT業界にいても誰も教えてくれないので目からウロコ状態です。

この本の内容を忠実に守るだけで初心者が作るテキトーな資料から確実にレベルアップします!

 

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吹き出し ぼくはこの本を読んで資料作りをしてから、パワポのアドバイスを求められたり、資料を見てほしいと頼まれることが増えましたね。

あとは勉強した方法を身につけるために、色んな資料を作りながら身につけていくだけですね。

 

(名前)

社内勉強会の資料作りやちょっとした技術情報をまとめた資料をたくさん作って勉強中です!

本書の最後には実践編としてイマイチなデザインをわかりやすく伝わるデザインに修正したサンプルがたくさん載っています。

実際、手を動かして資料作りを始めるといろいろ困ることは出てくるので試行錯誤してしまいますので、そんな時は本書のサンプルを見るとヒントが見つかると思いますよ。

一点だけ、本書に不満があるとすればカラーリングのオススメをRGB値で掲載して欲しかったですね。具体的な数値があるよ作るときに迷わないので重宝すると思いますので。

そのへんは自分で試行錯誤しながら、カラーリングのお気に入りの組合せパターンを持っていくのがいいでしょう。

 

アウトプットが大事と言われている昨今。本書を読んでカッコいい資料をサラッと作れるようになりましょう!




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